Pathrule vs Cursorのルール
Cursorのルールはglobでスコープでき、チームルールは一元的に配布でき、ProjectsはCursorのエージェント間でコンテキストを共有し、フックは操作をブロックできます。Pathruleはそこに、対応するエージェントのベンダーをまたいでタスクに合わせて選ばれる、ひとつのワークスペースナレッジのソースを加えます。
Cursorのルールがすでにうまくこなしていること
Cursorのルールは、フラットなファイルではありません。Cursorには、ユーザーのメモリと、Projectの中で作業するエージェント間でコンテキストを共有するProjectsもあります。Projectsには提供範囲とプランによる制限があるため、自分のアカウントで使えるかを確認してください。
プロジェクトルールは、.cursor/rulesに置かれるバージョン管理された.mdcファイルで、フォルダーに整理できます。ルールはsrc/**/*.tsxのようなglobでファイルを対象にでき、いつ発動するかは4つの適用モードで決まります。常に適用、説明文から賢く判断して適用、一致するファイルに適用、チャットで手動で呼び出す、の4つです。自分の環境向けのユーザールール、TeamとEnterpriseのプランでダッシュボードから配布するチームルール、そしてサブディレクトリに入れ子にするAGENTS.mdファイルもあります。
Cursorだけで作業し、規約がそのモデルに収まるなら、これは良い仕組みで、ほかの仕組みは必要ありません。
並べて比較
| Cursorのルール | Pathrule | |
|---|---|---|
| スコープ | glob、フォルダー、入れ子のAGENTS.md | エージェントが作業しているリポジトリのパス |
| 届くタイミング | 常に、globの一致で、または説明文からエージェントが判断したとき | Cursorでは、セッション開始時と各ツール呼び出しの後に、パスをキーにして |
| 読み込むツール | Cursor | Claude Code、Codex、Cursor、GitHub Copilot、Windsurf。それぞれの形式で |
| 強制 | ルールはガイダンス。別のCursorのフックでブロックできる | 厳格なPathruleのルールは、対応するフックでブロックできる |
| チームへの配布 | リポジトリにコミット、または有料プランのチームルール | 共有のワークスペース、コミット不要 |
| 手で書くもの | はい | 自分で書くか、エージェントがMCPで保存。学習した発見は助言のまま |
| 古くなったルール | 自分で気づく必要がある | 検出され、承認するだけの修正案が付く |
出典、バージョン、確認日は以下に示します。Cursorにはブロックできるフックがあります。ここでの違いは、強制が同じワークスペースのルールにつながっているかどうかです。
3つの違い
globはファイルを表し、パスは作業を表す. globはファイル名の形に一致するので、
**/*.tsはTypeScriptを含むすべてのパッケージで発動します。Pathruleは作業が行われている場所をキーにするので、/services/billingに固定したルールは、エージェントが/apps/mobileを編集しているあいだは表に出ません。どちらもTypeScriptであってもです。ガイダンスか、関門か. Cursorのルールはコンテキストであり、Cursorの別のフックは実際に操作をブロックできます。Pathruleのルールは、スコープ、優先度、強制を1つのワークスペースのオブジェクトにまとめて持ち、強制ルールは、対応する環境ではローカルのフックが守らせます。
ひとつのツールか、すべてのツールか.
.cursor/rulesのルールはCursor専用ですが、AGENTS.mdはそれを読み込むほかのツールにも持ち運べます。Pathruleはワークスペースのナレッジをひとつのソースに保ち、同じタスク選択のモデルで、Claude Code、Codex、Cursor、GitHub Copilot、Windsurfに届けます。
どちらかを選ぶ必要はありません
Cursorのルールはそのまま残しましょう。リポジトリ全体に共通する定数や、エディター固有の振る舞いには向いていますし、Pathruleをインストールしても消えることはありません。Pathruleが加えるのは、ツールごとのルールファイルではうまく表現できない、細かく数の多いナレッジです。1つのディレクトリに結びついた決定、2つ目のエンジンも必要とする規約、そして変更を思いとどまらせるのではなく止めるべき制約です。
両者の組み合わせ方はCursor向けPathruleのページで、どちらを使うにしても知っておきたい失敗のパターンはCursorのルールが黙って無視される理由で解説しています。フロントマターの誤り、レガシーのファイル、多すぎる常時適用のルールです。
出典と検証
公式ドキュメントは2026年10月1日に確認しました。確認したドキュメントにはCursorの製品バージョンの記載がなく、ローカルでのテストもしていません。Pathruleに関する記述は、2026年10月9日に、リリース済みのPathrule CLI 0.6.1と照らし合わせて確認しました。
- Cursor:ルール
プロジェクト、ユーザー、チームのルールの動作と、ファイルのスコープについての公式情報。
- Cursor:Projects
共有するプロジェクトのコンテキストと、提供範囲の制限についての公式情報。
- Cursor:フック
ブロックできるツール実行前のフックと、権限のフックについての公式情報。
よくある質問
Pathruleを使うには、Cursorのルールを削除する必要がありますか?
いいえ。ルールはそのまま動きます。Cursorのルールは、リポジトリ全体に共通する定数やエディターの振る舞いに向いています。Pathruleは、パス単位の細かなナレッジと強制が必要な制約を運び、そのどちらもCursorだけでなく、対応するすべてのエージェントに届けます。
Cursorのルールはすでにglobに対応しています。それはパスのスコープではないのですか?
近いものであり、エディターの中ではその考え方の最良の形です。違いは、キーが何を表しているかです。globはファイル名に一致するので、TypeScriptのglobはTypeScriptを含むすべてのパッケージで発動します。Pathruleは作業が行われているディレクトリをキーにするので、あるサービスに固定したナレッジが別のサービスに入り込むことはありません。
書いたルールが無視されるのはなぜですか?
たいていは構文かスコープの問題で、しかも黙って失敗します。フロントマターの誤り、レガシーの.cursorrulesファイルと新しい.cursor/rulesディレクトリの混在、あるいは常時適用のルールが多すぎて、新しいルールを足すたびにほかのルールが薄まることです。Cursor自身のガイダンスは、ルールを500行未満に保ち、大きなルールを分割することです。
PathruleはCursorの中で動きますか?
はい。Pathrule CLIが、Cursorのセッションとツールのフック、.cursor/rulesファイル、MCPの設定をつなぎ、VS Code拡張機能はOpen VSXからCursorにインストールできます。同じチームのナレッジが、Claude Code、Codex、GitHub Copilot、Windsurfにも届きます。