Enterpriseセルフホスト
データレジデンシー、セキュリティレビュー、調達要件に対応するため、Pathrule Cloudを自社で管理するCloudflareアカウント上で運用します。
Enterpriseセルフホストは、Pathrule Cloudを自社で管理するCloudflareアカウント上で運用する形態です。データレジデンシーやセキュリティレビューが必要な組織、あるいはデータを自社アカウント内に保持する調達ルートが求められる組織向けのデプロイモデルです。
セルフホストは、SSO、監査ログ、専任サポートと並んでPathrule Enterpriseに含まれます。デプロイや概念実証(PoC)の準備については、営業にお問い合わせください。
仕組み
セルフホストは別のバックエンドではありません。Pathrule Cloudのサービスそのものを、Pathrule Cloudと同じプラットフォーム上で自社のCloudflareアカウントにデプロイしたものです。構成は、D1データベース、R2ストレージ、Vectorize検索インデックス、Queuesを備えたWorkerと、自社ドメイン上のWebコンソールおよびRemote MCPエンドポイントです。
責任範囲は明確に分かれています。
- お客様側(お客様のアカウント): 組織のメモリ、ルール、スキル、アクティビティを支えるデータベース、ストレージ、検索インデックス、シークレット、バックアップ。
- 当社側(ソフトウェア): Pathruleのソフトウェアとそのリリース、およびセットアップとアップグレードに関する当社チームの支援。当社がお客様のデータのコピーを運用することはありません。
開発者は、MCP対応のAIツールを自社ドメイン上にあるデプロイのRemote MCPエンドポイントに接続します。サインインの流れはPathrule Remote MCPと同じです。
サインインとアクセス
サインイン方法はPathrule Cloudと同じで、メールコード、パスキーに加え、有効化すればGitHubやGoogleも使えます。機密性の高い操作では改めてサインインが求められます。アクセスはロールベース(Owner、Admin、Editor、Viewer)で、ワークスペースを特定のメンバーに限定することもできます。自社のIDプロバイダーを使ったシングルサインオンは、Enterprise契約のもとで個別に調整します。
キーとシークレット
サインイン、暗号化、プロバイダー用のキーはデプロイごとに生成され、自社のCloudflareアカウント内のWorkerシークレットまたはアカウントのSecrets Storeに保管されます。
AI
ナレッジのインデックス作成とセマンティック検索は、自社アカウント内のWorkers AIで実行されます。ナレッジトピックの命名など、別のモデルプロバイダーを使う機能は、お客様が追加したプロバイダーキーを使用します。キーを追加しなければ、それらの機能は無効のままです。
アップグレードと復旧
新しいリリースは、お客様が選んだタイミングで自社アカウントにデプロイされます。データベースのマイグレーションは順番に適用され、D1 Time Travelを使えばデータベースを以前の時点に復元できます。ログとメトリクスは自社のCloudflareアカウント内にとどまります。
セキュリティとコンプライアンス
セルフホストには、Pathrule Cloudと同じ管理機能が備わっています。すべてのコンテンツ変更に対するバージョン履歴、すべてのリクエストに対するサーバー側のアクセスチェック、ロールベースのアクセス制御、そしてプロダクトデータが自社アカウント内にとどまることによるデータレジデンシーです。Pathruleが保存・送信するデータについてはセキュリティを参照してください。
オープンソースという選択肢
ホスト型のチーム向けデプロイではなく、無料で完全にローカルな個人開発者向けの環境が必要な場合は、オープンソースのコアを参照してください。