コンパイル
Pathruleがワークスペースのナレッジを、各コーディングエージェントが既に読んでいる指示ファイルへ、対象となるパスごとにコンパイルする仕組みと、そのタイミング、そしてコンパイル済みファイルにチーム自身の言葉が残る理由を説明します。
コンパイルは、ワークスペースのナレッジを各コーディングエージェントが対応しているファイルとフック向けに準備する処理です。生成されるのはナレッジの見え方の一つであり、ナレッジを書くための第二の場所ではありません。
フックと指示ファイル
Pathruleのフックがインストールされている場合、プロトコルとチームのコンテキストはセッション開始フックが提供します。メインの指示ファイルには短い管理用ノートだけが残り、パスのナレッジは対応するプロンプトフックとツールフックを通じて届きます。この配信方式によって不要になった、以前の管理対象のプロトコルのコピーやナレッジファイルはPathruleが削除します。
フックがインストールされていない場合、Pathruleはより詳しいプロトコルとパス単位のナレッジファイルを、クライアントのネイティブ形式で書き出します。WindsurfにはPathruleのフックがないため、この方式を使います。実体化されたスキルは、各クライアントが読むスキルディレクトリで引き続き利用できます。
| クライアント | 準備される配信 |
|---|---|
| Claude Code、Codex | ローカルのフックインデックス、短い管理用指示ノート、実体化されたスキル。フックがない場合はより詳しい指示ファイル |
| Cursor、GitHub Copilot | セッションフックとツールフックによる配信、管理用ノート、実体化されたスキル。フックがない場合はネイティブのスコープ付きファイル |
| Windsurf | コンパイル済みのルールファイルと実体化されたスキル。より深いリクエストにはMCPを使用 |
| Remote MCP | ローカルでのコンパイルやファイルはなし。クライアントがツール経由でCloudのナレッジをリクエスト |
正確なパスはクライアントガイドに記載しています。
ソースとコンパイル済みガイダンス
承認済みのコンパイル済みエントリが長いソースの文章を置き換えられるのは、それがソースとそのスコープに根拠を持ち続けていることをランタイムが確認できる間だけです。このチェックに失敗した場合、Pathruleは代わりにソースのテキストを届けます。ルールは効力を保ち、知見は助言のままで、明示的な読み取りでは作成されたままの本文が返されます。
これは、ワークスペース全体を要約に書き直すようモデルに頼むこととは異なります。ナレッジは検証可能なまま残り、不確かなコンパイル結果が新たな要件になることはありません。詳しくはKnowledge IRと安全性とフォールバックを参照してください。
実行されるタイミング
pathrule setupは、ワークスペースが接続されたときに連携を準備します。pathrule syncは、現在のワークスペースのナレッジから管理対象のファイルとローカルインデックスを更新し、適用されなくなった管理対象のファイルを片付けます。
エントリの編集はLocal Console、VS Code、MCPで行います。Cloudのワークスペースでは、CLIでの作成にも対応しています。Pathruleの管理領域内のテキストは再生成されますが、その外側のテキストはそのまま残ります。
タスクごとの配信
コンパイルの時点では、次のプロンプトを知ることはできません。Claude CodeとCodexではプロンプトフックがタスクのコンテキストを選び、その他のクライアントでは対応しているセッションとツールの境界、指示ファイル、MCPを使います。pathrule_get_contextを直接呼び出すと、より深いナレッジ経路をリクエストできます。